憎たらしい子
- marisannoyagi
- 2021年6月2日
- 読了時間: 4分
ご訪問いただきまして、ありがとうございます。
フラクタル心理学講師 鈴木知子です。 プロフィールはこちら
＜資格＞
・マスターコース入門講師
・家族関係コース講師
・インナーチャイルドダイエットコース講師
・フラクタル心理カウンセラー3級
30代の頃、私は保育園の給食を作る仕事をしておりました。
私は0歳から6歳までの子どもたちが楽しく過ごす様子を見ながら
給食を作っておりました。
保育士さんたちは子どもたちのお世話が上手だな～
スゴイな～と思っておりました。
そして子どもたちの中に少し足が不自由な子がいました。
他の子に比べて歩行に特徴があるといった感じです。
私はその当時、
その子のことを憎たらしくて仕方なかったのです。
理由はなぜだか自分でも分からないのです。
「足が不自由なんだからかわいそうじゃない。」
そう思う気持ちもあるのですが腹が立つのでした。
最近、フッとそんなことを思い出したのです。
今ならその理由がよく分かります。
私は弟が生まれた時、
「母に嫌われたんだ、見捨てられたんだ」と勘違いをしました。
それは私が2歳半くらいの頃です。
それまでの私は、
父も母も、家の中にあるすべてのものが自分のものだと思っていたのです。
それが弟が生まれ、父や母の注目を浴び始めたのです。
私のものだと思っていた家の中にあるものを使い始めたのです。
2歳半の私は驚いたことでしょう。
「私はもういらない子なんだ！」
と勘違いをしたのです。
そして決めたのです。
もう頼るもんか！
もう話してやらない！
もう甘えてやらない！
2歳半の非行少女の誕生です（笑）
可愛げのない子になりました。
大人の自分から見たらバカげたことだと分かります。
嫌われたわけじゃないということも分かります。
でも2歳半の私にはそれが分からないのです。
それは2歳半までの経験しかないからです。
その未熟な経験で判断してしまったのです。
しかし当時の私は怖かったことでしょう。
弟の方が可愛がられているように見えていたのでしょう。
自分で決めたことに毎日必死だったのです。
母に出来ないと言って甘えることも、
自分のことを話すことも諦めていたのです。
そして、
保育園のその子がまわりから大切にされ、
可愛がられ、そして歩く時には気遣われ・・
私が欲しいと思っていたことをすべてしてもらっているように見えたのでした。
だから憎たらしいと感じていたのでした。
今では2歳半の私（インナーチャイルド）を修正し、
すっかりそんなことを感じなくなりました。
それは癒しだけでは解決しません。
癒した後に新しい生き方の選択をします。
そしてプラスαで自信も持てるようになりました。
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